社会人の心構え① 「頑張りすぎるな」はまちがい?
「頑張りすぎるな」は まちがい?
新社会人の皆さん、もしくは新卒3年目くらいまでの方の中には、親や親しい友人などから「あまり頑張りすぎるなよ」とか「頑張りすぎる必要はないからね」と声をかけられたことがある方は多いのではないでしょうか?
身体を壊しては元も子もない。慣れない環境に旅立つ姿に、その言葉を投げかけたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、僕は批判を覚悟であえて一言申し上げたい。
それが冒頭の「頑張りすぎるな」は意識しすぎるな』ということでございます!
社会人歴17年。会社統合や転職等、これまで僕はいろんな会社で様々な人を見てきました。
「鬼か!!」「過労死っちゅうの知らんのか」という声が聞こえてきそうですね汗
ではなぜ僕がそう思うのかご説明させていただきます。
昔は「24時間働けますか」なんていうCMもあったくらい、身を削りながら働くのが美学とされてきましたが、いつからかストレスというワードが登場し、100%スーパー仕事人間になることへの疑問が提唱されるようになってきました。
中には会社に寝泊まりし、過労がたたって病気になったり、最悪の事態になる方も珍しくなかったのだと思います。
そんな方々を見て、我が子や親しい方に冒頭の言葉を贈る。何もおかしなことはない。
人間として当たり前のやさしさです。
僕はこれについては基本的に同意します。
ライフワークバランスだって重視します。
しかし!だがしか~し!!
僕が見る限り、この言葉に守られて最初から頑張らなさすぎる人が多い!!
会社というのは複数名の社員それぞれの懸命な努力によって成り立っています。
みんな、会社や同僚に迷惑だけはかけまいと努力しているのです。
中には自分の与えられた枠を自ら超えて改善を提案したり、少しでも今より良くしようと自主的に取り組んでくれる人もいます。
そんな中、入社したばかりの、一番キラキラ輝いていてほしい皆さんがほどほどのテンションで来られたらどうでしょうか??
"「ここは難しいところだから別途説明の資料作るね」
「いや先輩、そこまでしなくて大丈夫ですよ。自分、出世とか興味ないし、そこまで根詰めてやりたくないんで」"
"「よし、昼休憩まで少し時間がある。15分だけ〇〇について勉強しよっか」
「えーでも15分じゃ中途半端なんであとにしません?」"
皆さんが先輩の立場だったらがっかりしませんか?
コレ、わたくし実際にあったんです…汗
もちろん仕事を覚えるために残業するのが当たり前とか、休日も仕事の勉強をするもんだ!だなんて言うつもりは毛頭ありません。
出世に興味あろうがなかろうがそれは個人の価値観ですので自由です。
ただ、せめて業務時間中は最低限しっかりアクセル踏んでオクレよ!ということです。
周りの先輩は、まだ何も生み出せない新人さんに自分の時間を割いて教えているのです。
一部の時代錯誤なブラック企業を除いては、あまりにアクセル全開でパンクしそうな後輩がいれば、心配しなくても先輩がそっとブレーキを踏んでくれます。
「頑張りすぎるな」は「適当にやっときゃいいよ」ではないのです!
確かに体を壊すほど根詰める必要はありませんが、最低限、人に迷惑をかけたり、組織のモチベーションに関わるような言動は慎むべき。
それが社会人、会社人としてのマナーだと思います!!
まとめ
- 仕事はやっぱがんばろう
- 「頑張りすぎるな」は本当に頑張りすぎてヤバイ人に使われるべき言葉
- なによりがんばる姿は美しい