アカハライモリのためにアクアテラリウムを立ち上げる③「メンテナンスコーナー」
ためにアクアテラリウムをつくる
第三弾です。
今回は僕が作った「メンテナンスコーナー」についてご紹介します。
STEP 2 メンテナンスコーナーを作る
なんじゃこりゃ?という感じですよね!
でもコレ、アクアテラリウム(アクアリウムももちろん)を維持・管理する上でメリットが大きいと個人的に思っています。
色んな工夫をされてる方は多く、またもっと上手に作られる方もたくさんおられると思いますが、何か一つでも皆さんの参考になれば幸いです。
ネーミングが的確かどうかは置いといてください!
よろしければこれまでの記事もご参照ください!
アカハライモリのためにアクアテラリウム立ち上げる! - nijinotochanのブログ
アカハライモリのためにアクアテラリウムを立ち上げる② - nijinotochanのブログ
目次です
1.メンテナンスコーナーのメリット
①本体を掃除する際、レイアウトを壊さずにできる
②ホースの目詰まりにも対応しやすい
③水流の調整も気軽にできる
①本体を掃除する際、レイアウトを壊さずにできる
ポンプ本体はやはり定期的(頻度は低床や生体数によります)に掃除が必要です。しかし、完全に埋めてしまってはそもそも掃除できませんし、取り外せる位置に置いてあっても狭いエリアだと、手を入れた時にレイアウトを壊してしまうなんて事がよくあります。このコーナーを設置すれば、その中で操作する限りよっぽどそのような心配はありません。
②ホースの目詰まりにも対応しやすい
アクアテラリウムは、ポンプ本体だけではなく、ホースにも汚れが溜まってきます。なんか水流が落ちてきたなーと思ったら、ホースの汚れを疑ってください。特に立ち上げ直後が多いような気がします。そしてホースを洗浄するにもやはり取り外しが容易でないと心が折れます。そういう意味でもこのコーナー、有用だと思います!
③水流の調整が気軽にできる
こちらも理由は②と同様です。アクアテラリウムでは水を流したい場所にホースを配置するわけですが、全て水流MAXにしていては雰囲気も台無しです。途中に写真のような「流量調節ツマミ」を取り付け、ジャージャーからポタポタまでを調節します。しかしホースが目詰まりしてきたり、植物が成長してきたり、理由はよくわからなかったりで、流量が一定ではなくなり調整の必要が出てきます。こちらも特に立ち上げ直後に頻繁に調整の機会がありますので、ここの操作性も馬鹿にはできません!
流量調節の写真
2.メンテナンスコーナーのデメリット
①人工物が目立ってしまう
②レイアウトスペースが減る
①人工物が目立ってしまう
自然にはない物体がドデーンとそびえ立つので、違和感がないといえば嘘になります。アクアテラリウムでいう水中設置タイプのフィルターやポンプ、ヒーターなどと同じですので、これらが気にならない方は慣れてしまえば気にならないかもしれません。
【対処法】
レイアウトで隠す
石を積み上げたり、「極床 造形君(❇︎)」のようなもので隠してしまえば問題ありません!
(*)土や木のくず?などの天然素材100%でつくられたもので、少量の水を含ませると自由に壁を作成できます。アクアテラリウムにおいては、作品の幅を広げるための非常に有効なツールです。また別途使い方の記事を書きたいなと思っています。
極床 きわみどこ 造形君 2L 爬虫類 テラリウム 床材 関東当日便 価格:1,051円 |
②レイアウトスペースが減る
これはもうほんとすみません。おっしゃる通りです。ですが、かと言って埋めてしまうのは長期維持には不利ですよね。コケなどをまとったフタを上手に作ってる方もおられます。メンテナンス時だけ取り外せるタイプですね。僕はまだスキル不足ですが、可能な方はこちらでも非常にいいと思います。
3.メンテナンスコーナーの作り方
我流すぎますが、作り方をご紹介します。
この通りに作る事をオススメするわけではありませんが、何かの参考になれば嬉しいです。
材料
- 百均のカゴ
- ステンレスワイヤー
- スポンジフィルターマット
- ナイロン糸
- ニッパー
百均のカゴ
なんでもいいと思うので、水の通り道があって、ある程度強度があるものがオススメです。鉢底ネットのようにあまりに薄くてヒョロヒョロのものだと、設置後に傾いたりしてしまいます。錆びのことを考えるとプラスチック製がオススメです。
必要な高さなど、サイズには要注意です。
ステンレスワイヤー
僕はアクアリウム、アクアテラリウムにおける最強アイテムのひとつかと思ってます。すみません最強は言いすぎました。ですがちょっとした流木どうしの結合やコケを土台に貼り付ける簡易のピンを作ったり、重宝するのは間違いありません。
手芸用ワイヤー 『ステンレスワイヤー #30 約10m巻 11-30-2』 TOHO BEADS トーホービーズ 価格:107円 |
スポンジフィルターマット
こちらは上部フィルター用に売られている交換用のスポンジフィルターマットです。上部フィルターだけでなく外部フィルターや、ソイル漏れで石の間に入れる際など、色んな場面で重宝します。数百円で結構な量を買えるので、一個買っておくことをオススメします。
ニッソー NEW クリアーマット 600徳用 6枚入り 関東当日便 価格:348円 |
ナイロン糸
裁縫用の糸です。溶けないものであればナイロンでなくてもOKです。アクアリウム用のモスコットンなどは、日が経つと溶けてしまいます。
ニッパー
ステンレスワイヤーを切ったり、百均のかごを切ったりするのに使用します。一家に一個あると何かと便利ですね。
価格:549円 |
水槽に実際にポンプを置いて検討するのが確実です。
作り方
①サイズを決める
まずはサイズを決めます。上記のデメリットのところでも述べた通り、あまりスペースを潰したくはないのですが、最低限手が入るサイズにしないと本末転倒です。
繰り返しになりますが、カゴを購入する時からサイズ感は検討して下さい。
②百均のカゴを切る
なるべく細かく切らず、もともとある連続性を絶たない方が強度的に有利ですので、向きやサイズに気をつけて切っていきます。
③底面を作る
もともとのカゴを切らずに済むならそれがベストですが、やむを得ず切った際にも、底面はあった方が強度的にかなり有利です。
底面フィルターを使う場合は、ポンプの取り付け口の邪魔にならないように計算してください。
作り方としては、ステンレスワイヤーでぐるぐると巻き付けて固定するだけです。結構強固に固定できますよ!
ステンレスワイヤーでぐるぐるーっと
底面フィルターのポンプ取り付け口に干渉しないようにっと
今回は直角部分が圧迫感があったので、途中で斜めにカットしました。もうカゴのパーツがなかったのでやむなく鉢底ネットを利用しました。
④スポンジフィルターを貼る
小さなエビ氏などを飼育される場合には、網目からメンテナンスコーナー内に侵入しないよう、何らかの措置をした方が無難です。
写真は上部フィルター用のスポンジマットを手で薄く割き、ナイロンの糸で超適当に縫いつけたものです。もともと目の細かいものを選んでおけば、この手間が省けます。(なかなかいいのがないんですよねー💦)
以上で完成です!
僕は以前ショップの店員さんに「アクアテラリウムはもって1年ですから」と言われたことがありますが、そんなことはないです。自験例でも2年以上維持できましたし、立ち上げ直後に”水が出ない!”なんてこともたまにあります。そんな不慮の事故にも対応できるようにしておくことのメリットは大きいと思います。
ちなみにこのメンテナンスコーナー、ミスト式考案で有名なタナカカツキさんも自作されています。僕のなんかより断然ハイクオリティです…
使い回せるものですし、一度こういうしっかりしたのを作るのもアリですね!
というわけで、僕のはちゃちで手間がかかる代物ですが、同様のスペースを作るきっかけになればうれしいです!何かいい情報あれば交換できればこれまたうれしいです!
本日は以上です!!